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ポッティング

POTTING

ポッティング

ポッティングとは

株式会社プロモではお客様が安心してサービスをご利用いただけるよう、よく寄せられる質問をまとめました。ポッティング加工やポッティングシール製作に関する疑問など、概略の内容をカバーしています。初めてのお客様もリピーターのお客様も、ぜひこちらの情報をご活用ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

ポッティングとは

ポッティング
プロモのポッティングとは、主剤となる「ポリオール」と硬化剤の「イソシアネート」という2つの液体を化学反応させた透明なポリウレタン樹脂をシールラベルに塗布し硬化させる加工です。 塗布時のウレタン樹脂はシールラベルの表面を流れるように広がり、ラベルの端まで流れていくと表面張力で樹脂が漏れずに止まります。自然乾燥させると、透明なツヤと高級感のある美しい仕上がりのドーム状のポッティングが完成します。

ポッティング加工によりどのようなメリットや付加価値がありますか?

  • 印刷物にポッティング(樹脂盛)加工することによりつやと立体感が生まれ、高級感を演出
  • 表面が軟らかく弾力性を持ち、印刷面の保護になるため耐久性や耐候性、耐水性の向上
  • プロモのウレタン樹脂は紫外線による劣化が起きにくい難黄変タイプのため長期間変色しない
ポッティング加工のメリットや付加価値

何に使うのですか?

お客様のアイデア次第で様々な使用方法がありますが、プロモのポッティング加工アイテムは主に下記の用途に使用されています。

文房具・グッズ キーホルダー、クリップ、カードケース、リールキー、タブレットケース、バッグハンガー、ネックストラップ、マグネットシート 等
店舗・施設用 ロッカーナンバー、カート、販売機、滑り止め、衝撃吸収クッションゴム、保護フィルム、店頭POPパーツ 等
企業・メーカー用 メーカー製品エンブレム、徽章バッジ、企業ロゴ、社内カスタムパーツ 等

ポッティング(樹脂盛)加工は様々なシーンで活用出来ますので、身近な印刷物や商材との組み合わせ、この素材に加工できないか等、お気軽にご相談ください。

 

どのような素材にポッティング加工可能ですか?

【ポッティング可能な主な素材】

  • 光沢白PET・光沢白塩ビ・ゴールドメディア・シルバーメディア・透明メディアなどのフィルム系メディア
  • ステンレスやアクリル

プロモでは基本的にPET、塩ビなどのフィルム系メディアでシールラベルを製品や使用する環境に合わせて使い分けます。題材と樹脂の相性が合うかをテストしてから製作可能かを検討しますのでお気軽にお問い合わせください。
※紙はポッティング樹脂が染み込むため対応しておりません。紙やマット紙を使用したい場合はPETラミネート加工をしてください。

どのような形にポッティング加工可能ですか?

ポッティング形状
極端に細いデザインなどでなければ基本的にはご対応いたします。
形状が細いまたは鋭角、小さすぎる場合は表面張力が効かず、樹脂が漏れてしまうので上手く加工することができないため、角Rにして頂きます。

ポッティング加工可能なサイズはいくつですか?

ポッティング加工のサイズ

社章やピンバッチといった小さなサイズから、エントランスや什器用として使う企業ロゴといった大きなサイズまで対応しております。

  • 最小サイズ 短辺8mmまたはφ8mm
  • 最大サイズ 長辺400mmまたはφ400mm

※規格外のサイズについてはお問い合わせください。

ポッティング加工の最小ロット数はいくつですか?

ポッティングの最小ロット数

加工媒体により異なりますが、ポッティングシールの場合は最小ロット1個より承ります。

工業用、業務用、店舗用といった大ロットも対応いたします。

厚みや硬さはどのくらいですか?

滑り止めシール
プロモのウレタン樹脂では1.5-2.0mm程度の厚みになります。
硬さは滑りにくいように粘度を調節していますので柔らかく弾性力のあるよう作成しています。

透明下地はできますか?

ポッティング透明下地
透明シールラベルにポッティング加工することで、下地の透ける仕様となります。

ゴールドやシルバーはできますか?

ポッティングシールゴールドポッティングシールメタリック調
シートラベルを樹脂と相性の良いゴールドメディアシートやシルバーメディアシート上に印刷することで、ゴールドやシルバーのポッティングシールが可能となります。

» ポッティングシール ゴールドはこちら
» ポッティングシール シルバーはこちら

また、シルバー下地を使用して白引きしない印刷をすればメタリック調の色を表現できます。

屋外での使用はできますか?

ポッティング加工の屋外での使用について
通常のステッカーシールでは屋外で使用していると雨風等でボロボロになったりしてしまいますが、そこにポッティング加工を施せば耐水性が付きます。
さらに難黄変タイプの樹脂を使用しているので屋外使用していても黄変に非常になりにくいです。
※直射日光が常に当たる場所等、貼り付ける環境等使用条件によって異なります。

黄ばみませんか?

JIS B7753サンシャインカーボンアーク耐候性試験の結果
プロモで使用するポリウレタン樹脂は難黄変タイプになりますので紫外線による黄ばみは長期間おきにくくなっております。
「JIS B7753サンシャインカーボンアーク耐候性試験」において、1000時間に及ぶ紫外線照射と水噴霧に耐えられるという結果を得ております。

乾燥時間はどのくらいですか?

乾燥機
プロモのウレタン樹脂では塗布後、完全乾燥には温度25℃の環境で12時間かかります。湿度も乾燥するまで40%以下です。基本、温度・湿度は乾燥するまで一定にします。樹脂によっては早く乾燥するものもあれば時間のかかる樹脂もあります。40~60℃程度の温度の設定で乾燥機にいれることで2~4時間程度で乾燥させることもできます。

※更に温度を高くすれば乾燥時間は縮めることはできますが急激な化学反応により硬化中に反りだしたりする恐れがあります。

ホコリやゴミ、気泡は入りますか?

クリーンルーム
製作時にホコリやゴミが付着しないようにプロモではクリーンルーム(清浄度:クラス1000)を完備しております。ポッティングは 温度・湿度によって変化して気泡なども出てしまう事から、クリーンルーム内の温度や湿度は常に一定にキープされております。
また、作業者は静電気の起きにくい作業服を着用しております。

ラメ入りはできますか?

誠に申し訳ございませんが、プロモではラメ入り樹脂には対応しておりません。

プロモのポッティングではギアポンプという機械を使用して塗布しています。この機械は正確な流量の樹脂を吐き出すために、ポンプ内にいくつもの歯車を使用しています。この歯車内にラメなどの不純物が入り込むと歯車同士がかみ合わなくなり破損する危険性があるため、ラメ入りポッティングは誠に申し訳ございませんがご遠慮頂いております。

シール台紙のダイカットはできますか?

誠に申し訳ございませんが、プロモではダイカットには対応しておりません。

プロモのポッティングでは等間隔による多面付シートで樹脂盛りを行っており、塗布してから乾くまでシートをフラットにしておく必要があります。ダイカットの場合、乾燥の際にシートを固定することが難しいため対応しておりません。

ポッティング材は?

ポッティングの材料は主にウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂が挙げられます。
プロモではウレタン樹脂によるポッティングシールを作っております。これらの樹脂は簡単に言うと接着剤にも使用されている材料です。透明の接着剤をシール等に塗布して硬化させて固めるイメージの技術です。
※基板へのコーティングや接合部への接着剤としてのポッティングは構造的にはできますがプロモでは行っておりません。

ウレタン樹脂は安全ですか?

プロモでは国内メーカーの安全なウレタン樹脂を使用しております。SDSやRoSHの資料の提出も可能です。

ポッティングマシンに使える樹脂は?

樹脂
プロモで使用しているウレタン樹脂にあわせて機械を作り上げました。他の樹脂の選定はしておらず取り扱うウレタン樹脂は現在1種類のみです。それ以外の樹脂は保障外となります。樹脂と機械はデリケートな面があるため簡単には樹脂を変えることができません。

ダイナミックミキサーとは?

ポッティングマシンの手 ダイナミックミキサー
モーターを使用して動的にミキシングするミキサーを「ダイナミックミキサー(パワーミキサー)」といいます。逆にモーターを使用しない静的にミキシングするミキサーを「スタティックミキサー」といいます。ダイナミックミキサーは短い長さのミキサーで強制的に早く攪拌することができます。スタティックミキサーは長いミキサーでじっくりと攪拌することができます。樹脂の性質によってどちらも一長一短です。

脱泡(脱気)とは?

ポリウレタンの元となるポリオールとイソシアネートの2液の樹脂は水分と結合しやすいため樹脂内にある水分を分離する作業が必要になります。その際、真空ポンプを使用して「脱泡(脱気)」という作業を行います。

 

「ポッティング」以外にいろいろな言い方がありますか?

プロモでは「ポッティング」と言っていますが、他ではポッティングシール、ドーミング、ドームシール、エポ盛り、樹脂盛り、3Dステッカー、クリアドームステッカー、樹脂盛りシール、樹脂シールなど様々な言い方があります。ニッチな市場の為、今でも言い方が定まっていない現状です。
プロモでは「ポッティング」という名称で広めたいと考えています。

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