ポッティングとは
ポッティングに関する様々な疑問にプロモがお答えします。ご不明な点はお気軽にお問合せください。
ポッティングとは
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ポッティング材は?
ポッティングの材料は主にウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂が挙げられます。
プロモではウレタン樹脂によるポッティングシールを作っております。これらの樹脂は簡単に言うと接着剤にも使用されている材料です。透明の接着剤をシール等に塗布して硬化させて固めるイメージの技術です。
※基板へのコーティングや接合部への接着剤としてのポッティングは構造的にはできますがプロモでは行っておりません。
脱泡(脱気)とは?
ポリウレタンの元となるポリオールとイソシアネートの2液の樹脂は水分と結合しやすいため樹脂内にある水分を分離する作業が必要になります。その際、真空ポンプを使用して脱泡(脱気)という作業を行います。
ポッティング加工によりどのようなメリットや付加価値がありますか?
- 樹脂盛加工により高級感の付加価値が生まれる
- 表面が軟らかく弾力性を持ち、傷つきにくく印刷面の保護になり耐久性や耐候性、耐水性の向上
- プロモのウレタン樹脂は紫外線による劣化をしない難黄変タイプのため長期間変色しない
どのような素材にもポッティング可能ですか?
- 塩ビ、PETなどのフィルム系メディア
- ステンレスやアクリル
プロモでは基本的に塩ビ、PETなどのフィルム系メディアでシールラベルを製品や使用する環境に合わせて使い分けます。(紙はポッティング樹脂が染み込むため対応しておりません。※紙やマット紙を使用したい場合はPETラミネート加工をしてください。)
題材と樹脂が相性が合うかをテストしてから製作出来るかを検討しますのでお気軽にお問い合わせください。
どのような形にも施すことはできますか?
どのくらいの大きさまで加工可能ですか?
- 最小サイズ 短辺8mmまたはφ8mm
- 最大サイズ 長辺400mmまで
※規格外のサイズについてはお問い合わせください。
厚みや硬さはどのくらいですか?
硬さは滑りにくいように粘度を調節していますので柔らかく弾性力のあるよう作成しています。
透明下地はできますか?
透明シールラベルにポッティング加工することで、下地の透ける仕様となります。
ゴールドやシルバーはできますか?
屋外での使用はどうですか?
※直射日光が常に当たる場所等、貼り付ける環境等使用条件によって異なります。
黄ばみませんか?
「JIS B7753サンシャインカーボンアーク耐候性試験」において、1000時間に及ぶ紫外線照射と水噴霧に耐えられるという結果を得ております。
乾燥時間はどのくらいですか?
ホコリやゴミ、気泡は入りますか?
また、作業者は静電気の起きない作業服を着用しております。
ウレタン樹脂は安全ですか?
プロモでは国内メーカーの安全なウレタン樹脂を使用しております。SDSやRoSHの資料の提出も可能です。
何に使うのですか?
お客様のお考え方次第で様々な使用方法がありますが、プロモでは主に下記に使用されています。
【文房具】
キーホルダー、クリップ、カードケース、リールキー、タブレットケース、バッグハンガー、ネックストラップ
【店舗・施設用】
ロッカーナンバー、カート、販売機、滑り止め、衝撃吸収クッションゴム、保護フィルム、店頭POPパーツ
【企業・メーカー用】
メーカー製品エンブレム、徽章バッジ、企業ロゴ 等
ラメ入りはできますか?
誠に申し訳ございませんが、プロモではラメ入り樹脂には対応しておりません。
プロモのポッティングではギアポンプという機械を使用して塗布しています。この機械は正確な流量の樹脂を吐き出すために、ポンプ内にいくつもの歯車を使用しています。この歯車内にラメなどの不純物が入り込むと歯車同士がかみ合わなくなり破損する危険性があるため、ラメ入りポッティングは誠に申し訳御座いませんが、ご遠慮頂いております。
シール台紙のダイカットはできますか?
誠に申し訳ございませんが、プロモではダイカットには対応しておりません。
プロモのポッティングでは等間隔による多面付シートで樹脂盛りを行っており、塗布してから乾くまでシートをフラットにしておく必要があります。ダイカットの場合、乾燥の際にフラットに固定ができないため対応しておりません。
「ポッティング」以外にいろいろな言い方がありますか?
プロモでは「ポッティング」と言っていますが、他ではポッティングシール、ドーミング、ドームシール、エポ盛り、樹脂盛り、3Dステッカー、クリアドームステッカー、樹脂盛りシール、樹脂シールなど様々な言い方があります。ニッチな市場の為、今でも言い方が定まっていない現状です。プロモでは「ポッティング」という名称で広めたいと考えています。
ポッティングマシンに使える樹脂は?
プロモで使用しているウレタン樹脂にあわせて機械を作り上げました。他の樹脂の選定はしておらず取り扱うウレタン樹脂は現在1種類のみです。それ以外の樹脂は保障外となります。樹脂と機械はデリケートな面があるため簡単には樹脂を変えることができません。