ポッティング加工を詳しく知る

ポッティング加工を知ろう!

ポッティング業界は凄くニッチな業界ですが、プロモはそんなポッティングをもっと広く知ってもらうために取り組んでおります!今回はそんなポッティング加工の事を詳しくご紹介します!

1.加工可能な素材と形状、サイズはどこまで可能?

・素材

弊社では基本的に【塩ビ】【PET】などのフィルム系のシールラベルを製品や使用用途の環境に合わせて使い分けております。その他に金属やアクリルにも塗布は可能です。しかし紙などの樹脂が染み込んでしまう材質は塗布が出来ません。

・形状

ポッティング加工は樹脂の表面張力であの綺麗なドームになりますので、角Rがある丸みの帯びた形状を得意とします。角Rがついていれば作成できる幅は沢山あります。

極端の細い部分や鋭角部分がある形状は表面張力が効かず、樹脂が漏れてしまうので上手く加工出来ません。

・サイズ

最小サイズは8mm×8mm、Φ8mm、最大サイズは200mm×200mmが弊社のご対応させて頂くサイズです。様々なサイズ&形状が製作が出来ます。

ポッティングシールで様々な形状
様々なサイズ・形状

2.透明やゴールド、シルバーは製作できる?

透明シールラベルにポッティング加工することで、下地の透ける仕様となります。

ゴールド&シルバーは樹脂と相性の良いゴールドメディアシートやシルバーメディアシート上に印刷することで、ゴールドやシルバーのポッティングシールが製作可能となります。

ポッティング・透明・ゴールド
透明・シルバーヘアライン・ゴールドの下地

ちなみにですがシルバー下地を使用して青、赤、黄色、緑を白引きしない印刷をすれば以下の写真のようなメタリック調の色を表現できます。

↓↓↓↓

3. 乾燥時間はどれぐらい?

プロモの樹脂はウレタン樹脂で、完全乾燥には温度25℃の環境で12時間かかります。湿度も乾燥するまで40%以下です。基本、温度・湿度は乾燥するまで一定にします。弊社ではポッティングシールを高品質に仕上げる為に乾燥設備を取り揃えております。

樹脂によっては早く乾燥するものもあれば時間のかかる樹脂もあります。40~60℃程度の温度の設定で乾燥機にいれることで2~4時間程度で乾燥させることもできます。

※更に温度を高くすれば乾燥時間は縮めることはできますが急激な化学反応により硬化中に反りだしたりする恐れがあります。

ポッティングの乾燥設備
プロモの乾燥設備!

4. 屋外での使用はどうなのか?

多くのお客様より「ポッティングシールは屋外での使用はどうなのか?」とのご質問を頂きますが、通常のステッカーシールでは屋外で使用していると雨風等でボロボロになったりしてしまいますが、そこにポッティング加工を施せば耐水性が付きます!

ポッティング 耐水
雨の日のポッティングシール

弊社も外のポストにポッティングシールを2年間貼り付けておりますが、ポッティング加工が耐水性を発揮していて印刷面を保護する役割になっています!

それにプロモのポッティングは難黄変タイプの樹脂を使用しているので屋外使用していても黄変に非常になりにくいです。

※直射日光が常に当たる場所等、貼り付ける環境等使用条件によって異なります。

5.以外と多い活躍シーン

ポッティング加工はニッチな業界ですが、生活面では色々なシーンで活躍していたりします。

DIYで使える滑り止めシールやクッションゴム、車のリアガラスに貼ってあるステッカーや社内のカスタムパーツとして、またはネックストラップ、徽章バッジ

上記はほんの一部ですが、このうように活用されているんです。

まとめ

今回はお客様より特に多く寄せらるご質問を掲載しましたが、プロモはmade in新橋で高品質なポッティングを製作する為に素材や樹脂、適切な乾燥時間等にこだわりをもっております!

記事を読まれていて「ポッティングについてさらに詳しく知りたい」という方は下記の内容もおすすめです。

プロモのポッティングの歴史 History 会社設立当初は自社製作シールラベルを業者に送りポッティング加工をお願...

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする